印刷におけるチェックについて

広告をはじめ、書籍、パッケージなどデザインのワークフローは、それぞれにおいて異なる点があります。その一方で、クライアントのチェックと、校正はどのワークフローでも繰り返し行うものとなり、その点では共通しています。そこでここでは、デザインを行う際に必要となるチェックについて説明します。まずこのチェックは、印刷においては校正とよばれます。

校正とは本刷の前に仮刷りと原稿を照らし合わせて、文字の誤りの直しや、文章の体裁を整えることを指します。また色が正しく出ているかどうかの確認は、色校正と呼ばれます。校正は基本的には最初の校正を出す初校をはじめ、2回めの再校、3回めの三校まで行われ、修正する場所がない場合には校了となり、印刷へと回されます。三校以降も校正を必要とする場合には、校正紙に要再校と記し、修正後に再校を刷ります。

また修正が数カ所あるものの、校正紙を刷り直す時間がない場合には、責任校了を意味する責了となり、制作サイドでの責任において修正します。この後修正箇所のみ、部分的に確認する校正紙でチェックする、念校を行い確認がとれた後、印刷へと回されます。各種デザインを行う際には、制作サイドでの提出とクライアントのチェックが必ず入り、これが繰り返されるものとなります。この他再校の際、ごくわずかの赤字のみであればその時点で責了となり、念校を経て印刷へ回される場合もありますが、よほど簡素なデザインのものでない限りは、基本的には三校までチェックを繰り返します。

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