印刷作業の流れについて

印刷の仕組みを良く知っておくことは、賢く印刷の注文を行うために必要です。その作業の流れとしてはまず、必要なデータを入稿することから始まります。レタッチソフトに必要なデータは業者によって異なる場合があるので、事前に調べておくことが必要です。それを元に、オフセット機にセットするアルミ版を作るための製版作業を行います。

印刷というのは基本的に、4つの色のインキであらゆる色を再現することになります。シアンと呼ばれる藍色に紅色、黄色に墨色です。これらを点の集まりに分けることで、どのような色調をも再現するわけです。特色を使う場合もありますが、費用を安く抑えるならばこの4色で済ませることになります。

そしてデジカメなどの画像データは光の三原色で構成されるために、それを4色に分解しなおす作業を行います。実はこの時点でオリジナルの色合いと異なるようになります。それをレタッチにより補正することで、クライアントが求める色合いを出すことになります。そしてそのデータを使ってアルミ版に網点として焼き付ける作業を行います。

その作業によってインキが乗る部分とはじく部分とに分かれるようになり、それをオフセット機にセットして刷ることになるわけです。そこで使用するインキの量によって色の濃さが変わり、また4つの色のバランスを変えることによって色調も変わるようになります。そのコントロールは長年の経験による職人技を必要とするものとなります。

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